モヤモヤしたときに考えてほしいこと
「なんとなく今の働き方に違和感がある」「このままでいいのかな…」
そんな風に、キャリアにモヤモヤを感じることって、誰にでもあると思います。
僕もキャリアを大きく変える前は、くすぶっている自分にモヤモヤしながらも、何から行動していいのか分からず、ずっと悩んでいました。
そんなとき、無理に「やりたいことを見つけなきゃ」と焦る必要はありません。
むしろおすすめしたいのが、「やりたくないこと」から考えてみることです。
「やりたいこと探し」は難易度が高い
SNSやテレビでは、「やりたいことを見つけて、夢に向かってまっすぐ進んでいます!」という人がよく登場しますよね。
でも、それはごく一部。
大多数の人は、「自分に合った働き方」や「自分らしい生き方」が分からず、手探りで日々を過ごしているんじゃないでしょうか。
僕自身も、「本当にやりたいことって何だろう?」と何年も悩んできたひとりです。
でも、結局明確な答えは見つかりませんでした。
そこで発想を変えて、「やりたくないこと」を整理してみたんです。
すると、自分がどんな環境で働きたいのか、どんな生活を求めているのかが、少しずつ見えてきました。
「わがまま」でいい。やりたくないことを洗い出そう
まずは、自分にとことん正直になって「これは嫌だ!」ということをリストアップしてみてください。
僕の場合、こんな感じでした:
- 夜勤をしたくない
- 休日出勤をしたくない
- 満員電車に乗りたくない
- 市場価値が下がる、またはすでに低い仕事はしたくない(将来への不安がつきまとう)
- 生活レベルを今以上に下げたくない
ポイントは、「他人にどう思われるか」を気にしないこと。
遠慮せず、わがままでいいんです。
職場の不満や愚痴でも何でもOK。思ったまま書いてみてください。
そうやって自分の本音と向き合っていくと、心の奥にある「本当に求めている状態」がだんだん浮かび上がってきます。
「ありたい姿」が見えてくる
たとえば「夜勤をしたくない」というのは、「昼間に働ける仕事がいい」という希望の裏返し。
「市場価値が下がるのが不安」というのは、「これからも求められるスキルを身につけたい」という前向きな気持ちでもあります。
こんなふうに、「やりたくないこと」を明確にすると、自然と「どうありたいか」=「自分らしいキャリアの方向性」が見えてくるんです。
「無理なくできていること」も挙げてみよう
次におすすめしたいのが、「別に好きってわけじゃないけど、苦ではないこと」や「なんとなくうまくできていること」を書き出してみること。
僕の場合はこんな感じでした:
- ITやシステムに関わること
- プロジェクトを管理すること
- いろんな人と関わりながら仕事を進めること
- ずっと忙しいのは嫌だけど、適度に忙しい環境はむしろ好き
これらは、いわば「やってもいいこと」。
ここに、自分が得意なことや、無理なく続けられることのヒントが隠れています。
あと、周りの人から褒められたことでもいいと思います。
それがあなたの得意なことになります。
ここも自分に正直になってください。
少しでも無理してやっていることが混入してしまうと、ありたい姿から遠ざかってしまいます。
「やってもいい仕事」が見えてくる
ここまで来ると、「やりたくないこと」を避けつつ、「自分にとって無理のない仕事」が少しずつ見えてきます。
図のようなイメージで、「やりたくないこと」と「やってもいいこと」の
それは世間で言う「夢のある仕事」ではないかもしれません。
でも、自分にとって心地よく、無理なく続けられる仕事の方が、よっぽど価値があるはずです。
誰かに憧れられるかどうかより、自分の生活にフィットするかどうかを大切にしていきましょう。
まずは「やりたくないこと」を5つ書き出してみよう
今、「やりたいことが分からない」と悩んでいるなら、無理に答えを出そうとしなくて大丈夫です。
代わりに、紙やスマホのメモに「やりたくないこと」を5つだけ書き出してみてください。
それが、あなたのキャリアを動かす第一歩になるかもしれません。
最後に
これを読んでいただいている方は、ご自分のキャリアにモヤモヤしていたり、これからキャリアを変えようとしている方だと思います。
自分の軸をしっかり持つためにも、今回ご紹介した方法を試してみてください。
あなたの「やりたくない」を大切にして、自分らしいキャリアを見つけていきましょう。
では、また次の記事でお会いしましょう!


